まさかのコロナ禍で、辞めた会社が売れていた。そのとき私が思ったこと。
昨日、買い物をしに町へ出かけたら、
以前勤めていた会社の店舗が、すごく賑わっていた。
近年、こんなに売れているのを見たことがないくらい。
(マスクや除菌系ではありません)
歴史があり、名も通っているけれど、
ここ何年かずっと右肩下がりであったその会社。
たくさんの店舗をたたんだり、
事実上の左遷とも言えるような人事異動をしたり、
かなりの大ナタを振るいながら、なんとかやっていました。
私の退職理由は経営悪化ではありませんが、今年に入って退職しました。
ま、退職までするということは、たいてい、いい理由ではありません。
その会社が、まさかのコロナ禍で、売れているらしい。
現在の私はといえば、
転職した会社から、コロナの影響で自宅待機を言い渡されているわけで。
収入大幅減なわけで。
ローンどうしようなわけで。
しかし、いい思い出にはまだできない辞めた会社が
急に売れてきている光景を目の当たりにしても、
「悔しい」とか「転職しなきゃよかった」といった感情が湧かなかったのです。
静かに思いました。
「歴史ある会社は、
こんな風に、ピンチとかチャンスとかを繰り返しながら、
続いていっているんだな。」
そしてもう一つ。
辞めなければ鬱病になるくらいでしたから、
私にとって、前職は「膿」でした。
そして、
前職にとっても、私は「膿」だったのだろうと(笑)。